複利計算方法
こちらのページは、複利計算方法についての解説となります。
以下に、元金100万円、年利5%での複利計算を例に計算方法を掲載しております。
1年目は、単純に元金100万円に利率5%を掛けた値が増分となる為、1年目の増分は、50,000円となり、2年目に繰り越す元金は、105万円となります。
# 1年目 元金 1,000,000円 # 利率5% で増分を計算 1,000,000円 x 5% = 50,000円 # 増分を元金に追加 1,000,000円 + 50,000円 = 1,050,000円 # 翌年への繰越元金 1,050,000円
2年目は、繰り越された元金に利率5%を掛け、増分を算出し、その増分を翌年の元金に繰り越します。
# 2年目 繰越元金 1,050,000円 # 利率5% で増分を計算 1,050,000円 x 5% = 52,500円 # 増分を元金に追加 1,050,000円 + 52,500円 = 1,102,500円 # 翌年への繰越元金 1,102,500円
3年目も繰り越された元金に利率5%を掛け、増分を算出し、その増分を翌年の元金に繰り越します。
# 3年目 繰越元金 1,102,500円 # 利率5% で増分を計算 1,102,500円 x 5% = 55,125円 # 増分を元金に追加 1,102,500円 + 55,125円 = 1,157,625円 # 翌年への繰越元金 1,157,625円
4年目以降も同様に前年の増分を元金に追加し、その繰越した元金に利率5%を掛け、増分を翌年の元金に繰り越していきます。
このように複利計算は、2年目以降に前年の増分が翌年の元金に組み込まれ、さらに増分が増え、またそれが翌年の元金に組み込まれるという雪だるま式に増えていく計算となります。
この計算を繰り返し15年が経過すると最終的な繰越し元金は、2,078,921円にもなります。年利5%で15年間の複利運用を行うと、最初の元金が2倍になることがわかります。
毎年の利率は一定ですが、繰り越される元金が増えていくというサイクルをご理解頂けましたでしょうか。 資産運用をこれから始められる方は、複利効果を意識した運用を検討してみてはいかがでしょうか。